2011/03/04

大学三年生バスを横転さす。



浮浪者、失業者、ニート、引きこもり、ワーキングプア。多くの不安を煽る言葉の一部である。

メディアにより喧しく何のリテラシーも無く垂れ流された情報である。現在、あまりにも情報が過多になっている。というよりか、情報を使う人が心得を持たずに情報と付き合い、情報に溺れていると言った状況だろう。

ある人が予期不安になったとして、その不安の赴くままに情報を調べれば当然、キーワードにかかる情報が次々と検出され、より不安要素が増え予期不安はより増幅する事になる。今の環境は予期不安を助長しやすい構造になっているのだ。しかも、マイナス情報は心理学的にも伝達が早く、記憶に定着しやすい。今の環境は誰もが予期不安状態に陥る可能性がある。その予防のためには情報のリテラシーの確立が必要であると思う今日この頃です。

2月26日0時過ぎ山陽自動車道、バス横転事故について何故か頭から離れなく、色々考えていました。
事故で被害に遭われた方は大変お気の毒に思いますし、犯人に如何なる事情が有ろうとも今回の暴挙が許されるものではない事として私は考えている者である。その事を表明した上で考えを書いていこうと思います。

頭から離れなく色々、考えを巡らせたり、新聞やネットでの書き込みを読んでいると書かれているのは大体が、犯人への理解できないと言う発言ばかり目立っています。でも、まぁそれは、当然の事である。少数意見を述べるの難しいし、発見もしにくいからだ。

だが、不思議に思うのは就職活動に苦労した人は少数ではないはずなのにこの事件を発端に社会への不平不満、企業体質の改善への意見であるとか、そう言った発言が少しも観られない事、それがとても不思議である。事実として大学生の自殺数がこの就職難で急増しているデーターも発表されている。それにも関わらず、出てくる発言は、犯人への甘ったれるな、理解できない、頭がおかしいのでは?と言った発言ばかりである。

今の企業風土は変だ。そんな事を思わないのでしょうか?何かと新卒、新卒と新卒ばかり集め長期で社員を育てて結局、洗脳された物言わぬパブロフの犬が欲しいと思っている企業。そんな企業のために命を捨ててしまおうとする青年を見て社会、企業にたいして怒りを感じないのでしょうか?僕は、それがとても不思議です。








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