2011/03/02

Art vol.2

何かを表現したい。いや、イメージは在る。見えてはいるのだ。具現化すれば良いのだ。

しかし、この作り始めの最初のステップが非常に頭が痛い。材料は無限の様にあり、その無限にある中から具現化しようとするイメージと折り合いを付けなければならないのだ。イメージとの完全一致はあり得ない。イメージの中のテクスチャーは象徴的であるからだ。その象徴を、どの素材に定義付けするか、それがイメージとの折り合いである。

何の問題も無く、スーッとその折り合いが決まり最後の完成まで至る事は間々あるのだが、今回は全く逆で全然決まらない。作っては進んで、立ち止まり、壊す。作っては進んで、立ち止まり、壊す。その繰り返しである。何故だか、全然、納得がいかないのである。
今までの経験上、それはあまりにもイメージに固執しすぎている事に原因がある。だが、今回ばかしは、まだ、妥協点を見つけるのも時期尚早な気がしてならないのだ。
今はどうやら、創造と破壊を繰り返しながら形を探し出すしかなさそうだ。

asaji photo office

0 件のコメント:

コメントを投稿